ウサギの不正咬合


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ウサギの不正咬合

 ウサギを飼育するにあたって、ウサギの歯の病気に関する知識を知っているのと知らないのでは、大きな差が生じます。正しい歯の咬み合わせが、寿命を左右する程に重要なのです。

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1:ウサギの歯は何本?

 切歯(前歯)が6本、臼歯(奥歯)が22本の計28本あります。もちろん、口を軽く開いた程度では臼歯は見えません。上顎の第二切歯は小さい歯であり、通常は見ないはずです。逆に前から見て、第二切歯が横に飛び出ている状態は異常です。

2:切歯は齧るための歯ではありません 

 ウサギはげっ歯類ではありません。げっ歯類は、字の如く”齧歯類”であり、切歯でものを齧ります。ところが、ウサギは重歯目に属し、切歯を”切る歯”として用います。

 摂食時の顎の運動も異なります。げっ歯類は前後方向、ウサギは横+8の字方向に運動します。げっ歯類・ウサギに関わらず、切歯でケージの柵を引っ張るように咬んだり、斜めに咬めば、切歯の不正咬合を引き起こすリスクが高くなります。

3:遺伝?飼い方?

 1才令程度までに発現したら遺伝の可能性が高い、と言われています。4才令程度で発現した場合は飼養管理が原因と言われています。ということは、皆さんの飼い方によって歯の寿命、ひいてはウサギさんそのものの寿命も変化するということです。

4:症状は?

 下記の症状がすべて伴うわけではありません。該当する症状がある場合は、早急に受診して下さい。

  1. 食欲はあるが食事が減っていない。
  2. 食事のスピードが遅くなったような気がする。
  3. 何となく口をモグモグしている。
  4. 口の周りの毛並みが悪い、またはヨダレで濡れている。
  5. 口を痛そうにしている。

 とにかく、飼い主の皆様が、”いかに早く異常に気付くかどうか”が重要です。上記のように、症状は非常にあいまいです。犬猫のように痛み・異常に関して、自己主張しません。

 当たり前のことですが、歯が舌や頬に刺さった時に何も感じないわけではありません。ウサギも充分に痛みを感じています。少しでも早くその痛みを改善してあげることが、飼い主としての務めです。

5:予防するには?

ここから先は、飼育相談と健康診断を兼ねて、当院まで受診してくださいね。