ウサギの成長と寿命
ウサギの一生についてのお話です。
1:性成熟
ウサギは生後4~6カ月程度で、おとなのウサギに成長します。性成熟の時期は品種によって差がありますが、小型のウサギ(ドワーフ系)で4ヶ月、中型で5~6カ月、大型では6~7カ月で繁殖ができるようになります。オスの性成熟は一般的にメスより1カ月ほど遅れます。
2:性周期と交尾
ウサギは交尾をした刺激で排卵する交尾排卵動物です。そのため、一定した性周期がありません。許容期(いわゆる発情期)が4~17日と長く、1~2日間の休止日がある以外はずっと交尾ができます。
繁殖する予定がなければ卵巣子宮疾患の予防のためにも、いわゆる避妊手術をお勧めします。また、無用な外傷を防ぐためにも別ケージでの飼育が必要です。オスメスとも性成熟後は手術が可能です。発情が強い場合、乳腺の発達・毛引き・攻撃性等の見られる事があります。
交尾はわずか1~2分で終了します。ケージから脱走したときに“想定外の妊娠”が起きる場合が多々あります。
3:妊娠・出産・成長
妊娠期間は29~33(平均31)日であり、早朝に出産する傾向があります。産児数は一般的に6~8頭くらいが多く、大型のうさぎより小型のうさぎの方が多く生まれます。出生時の体重は、中型種で平均30~50gなので、成体のジャンガリアンハムスターとほぼ同じ体重ということになります。ちなみに無毛で眼は開いていません。授乳は1日1回、明け方に5分ほどで終了する上に、それ以外の時間は巣箱から離れているため、“育児放棄”しているように見えるかもしれません。但し、母ウサギは精神的に過敏になっているため、飼い主が新生児を構いすぎると、ストレスにより本当に育児放棄してしまいます。
生後10日~2週間で眼が開き、少しずつ巣箱から出てくるようになります。この頃には、すっかりウサギらしくなっています。3週間前後より、少しずつですがアルファルファ等の牧草・ドライフードを食べ始めるようになります。イヌ・ネコとは異なりドライフードをふやかしたものは与えません(但し必要な場合もあります)。
およそ5~6週間で離乳となりますが、野菜・おやつ等は腸内細菌叢が未完成なため控えてください。ちなみに、およそ6週令の手のひらサイズの子ウサギも店頭で販売されていますが、飼育管理が非常に難しいためあまりお勧めしません。
4:寿命
オスと卵巣子宮摘出手術を行ったメスでは平均6~8歳程度の命です。しかし、メスで前述の手術をしていない場合、卵巣子宮疾患になる可能性が非常に高い動物であるため、平均4~6年とかなり短くなります。
ウサギがコンパニオンアニマルとして家庭で大切に飼われるようになってきてから、平均寿命も確実に伸びつつあり、10年以上生きる例も多くなりました。
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